地球が暑くなるのは「温室効果ガス」が増えたから!
地球は太陽に温められ、太陽から受けすぎた熱は宇宙に放出される事でちょうどよい環境が保たれてきました。
しかし今、大気中に二酸化炭素などの温室効果ガスと呼ばれるものが増え、宇宙に出ていく熱を捕まえてしまい、放出されなかった熱によって地球の温暖化がどんどん進んでしまっています。
温室効果ガスは昔からありましたが、なぜ増えてきてしまったのでしょう。
温室効果ガスはどこからくるの?
熱を捕まえ、地球を暑くしている「温室効果ガス」には、私達の生活からたくさん排出されている「二酸化炭素(にさんかたんそ)」などがあります。
二酸化炭素はCO2と呼ばれ、さまざまなところで毎日生み出されています。
これらが増えると、太陽の熱と結びついて留まり、地上に熱がこもってしまうのです。
CO2が発生する流れ
CO2は石油・石炭・天然ガスといった地中から掘り出される「化石燃料」を使用するとたくさん発生します。
車に乗ればガソリンが燃え、CO2が出ます。
→ 遠くまで快適に移動する事ができます。
火力発電所では化石燃料をたくさん燃やして電気を作っています。
→ 私たちの家庭に電気が届けられ、安心して生活する事が出来ます。
この様に、CO2は毎日の生活の中でたくさん生み出されているのです。
知らないうちに出してしまっている「CO2」
テレビ、エアコン、ゲーム機など、私たちの生活に欠かせない便利な電気製品などは、発電所から送られてきた電気で動きます。
昔はこの電気製品を使用する家庭がとても少なかった為、温室効果ガスの量も少なかったのですが、いまではみんなが便利な生活を送る事ができるようになり、同時にCO2もどんどん排出されています。
CO2を減らしたい!ひとりひとりにできること
毎日の生活の中で、少し気をつけるだけで電気の消費を抑え、CO2の量を減らすことが出来ます。
今日から気を付けてみませんか?
- 冷蔵庫をあけたらすぐに締める
(冷蔵室にものをつめこみすぎないことも電力消費の量を減らすことにつながります) - テレビをみないときは消す
(使っていない部屋の電気や電気製品の電源はこまめに切りましょう) - エアコンの温度をちょうど良い設定にする
(冷やし過ぎ、温めすぎはよくありません。夏は28゚C、冬は20゚Cに設定して、服装などを工夫しましょう) - 環境マークを知っていますか?
(買い物をするときは、環境によいものをえらんでみませんか?)
環境省ホームページで環境マークを見る - LEDや蛍光ランプを知っていますか?
(白熱電球よりずっと長く使えて、電気代も安くなります) - 車はなるべく使わない生活を心がけましょう
(バスや電車、自転車や歩いての移動で環境にも健康にも良い生活をしませんか)