いま、世界ではたくさんの生きものがいなくなっています!

絶滅を心配されている動物たち人間は必要以上にたくさんの生きものを殺したり、動物のすみかを壊してきました。
めずらしい外国の生きものを勝手に連れてきて、飼えなくなって家の近所に放す事で、その土地に昔から住んでいた生きものが暮らせなくなったり、食べ物をとれなくなってどんどん数を減らしていきました。

数がとても減ってしまった和歌山県の動物たち

和歌山県で数が減ってしまった動物たち

ツキノワグマ

和歌山県内では約40頭まで減少しています。

ゲンゴロウ

水が汚れてしまったことで、和歌山県で見られることは少なくなりました。

クマタカ

開発などで、クマタカの住みかである自然林が減ってしまいました。

このほかにも、水路のコンクリート化や水の汚染で、メダカやホタルもその数を減らしています。

自然界では、自然の恵みを受けてみんな支え合って生きている

土の中で生まれた微生物が養分となって植物を育て、植物の実を虫や鳥たちが食べます。
そしてその虫や鳥を小動物や中型の動物が食べ、動物はわたしたち人間が食べて成長してゆきます。
やがて私たち人間もいつか寿命を迎え、土へと還り植物の栄養になってゆきます。

自然界では、人間もふくめて生きものみんなが命で命を支え合って生きてきました。

しかし、私たち人間の活動が開発等によって便利になればなるほど、残念な事にこの生態系の大切なバランスが大きく崩れる事に繋がってきています。

生態系ピラミッド

環境破壊がすすむと、私たちの食べものが無くなる?!

生きもの同士のバランスが壊れると、私たちが毎日食べているお米や野菜、くだものなどの農作物を食い荒らす害虫が増え、みんなが食べる為の農作物が足りなくなってしまうのです。

例えば、私たち人間が森の木を伐採しすぎてその森に住んでいたクモや鳥のおうちを壊してしまった場合、害虫を食べてくれるクモや鳥の数が大きく減ってしまい、その付近では害虫の数が増えてしまいます。

私たちの暮らしをより豊かで便利にする開発は、実は自分たちを追い詰めてしまう原因にもなっています。


食べものをみつめなおそう