公害防止協定について
県及び関係市町が企業と締結するもので、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭の防止などについて、法以外の観点からも監視等を行っています。
例えば、次のグラフに示しているように、企業が煙突などから排出してもよい硫黄酸化物の総量を法令以上の厳しい値に取り決めています。
公害防止協定に基づく硫黄酸化物の排出量(許容量)の変遷(単位:m3N/h)
下の図は、県内各企業が排出している硫黄酸化物の量(許容量)をグラフに表したものです。
各企業の改善努力について
法令の定めがあまり無かった昭和47年に比べると、各企業がそれぞれが公害防止協定に基づき、改善に取り組んだ結果、平成24年までに全体の排出量は約6分の1まで減り、劇的に環境が良くなっています。
行政の取り組み
立ち入り調査
事業者が設置している施設が適正なものか、排出ガスの基準を守っているかなど、県は随時、立ち入り調査をしています。
大気汚染常時監視測定
県内36局の大気汚染常時監視測定局で24時間365日、大気の自動測定を行っています。
測定結果は県環境衛生研究センターの中央監視局にデータ送信されています。
全国の測定結果がリアルタイムで公開されています。
http://soramame.taiki.go.jp/
大気汚染移動測定車(ブルースカイ21)
大気汚染常時監視測定局が設置されていない地域や、交通量の多い道路沿道での大気の汚染状況の監視を行っています。
有害大気モニタリング
大気汚染常時監視測定局で測定していない有害物質(ベンゼン、トリクロロエチレンなど)の大気中濃度を定期的に監視しています。
全国星空継続観察
大気環境保全の啓発の一環として、全国星空継続観察事業への参加を、広く県民に呼びかけています。